記事一覧試験対策・勉強法
内科専門医試験の問題集は何周すればいい?
2〜3周より重要な終了基準
内科専門医試験・総合内科専門医試験の対策で、「問題集は何周すればいいですか」という質問はよく聞かれます。結論から言うと、全問を必ず2〜3周する必要はなく、「何周したか」より「間違えた問題がどれだけ解けるようになったか」で判断すべきです。この記事では、1周しただけでは足りないと感じる理由と、周回数に代わる進み方・終了の判断基準を整理します。
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内科専門医試験・総合内科専門医試験の対策で、「問題集は何周すればいいですか」という質問はよく聞かれます。結論から言うと、全問を必ず2〜3周する必要はなく、「何周したか」より「間違えた問題がどれだけ解けるようになったか」で判断すべきです。この記事では、1周しただけでは足りないと感じる理由と、周回数に代わる進み方・終了の判断基準を整理します。
目安として2〜3周が語られることが多いですが、周回数そのものより「間違えた問題を解けるようになったか」で止める・続けるを判断するほうが実態に合います。
体験記や勉強法の情報を見ると「2周した」「3周した」という数字がよく出てきますが、これは結果であって目標にすべき数字ではありません。同じ問題集を3周しても、3回とも同じ問題で間違え続けていれば意味が薄く、逆に1周でも間違えた問題をすべて解けるようになっていれば、その問題集からはもう十分に学べています。周回数は「どれだけやったか」の記録にはなりますが、「身についたか」の証明にはならない点に注意が必要です。
1周目は「初めて見る問題を解く」作業のため、正答率が低くて当然です。知識が定着したかどうかは、間違えた問題にもう一度当たって初めて確認できます。
1周目を終えた時点で「これで足りているのか」と不安になる人は多いですが、それは自然なことです。1周目は範囲を一通り知り、自分の弱点を見つける作業に近く、正答率の低さは実力不足というより「まだ知らない論点が可視化された」だけのことがほとんどです。ここを飛ばして次の問題集に手を広げると、「広く浅く触れたが、どれも定着していない」状態になりやすく、これが「1周しても足りない」という感覚の正体です。
1周目は全体に触れて弱点を洗い出し、2周目以降は「不正解」だけでなく「正解したが根拠を説明できない問題」も含めて絞り込むと、限られた時間を効率よく使えます。
1周目は問題集を最初から最後まで進めます。ここで単純に正解・不正解だけを記録するのではなく、次の3段階で分類しておくと、2周目以降の絞り込みがしやすくなります。
| 判定 | 状態 | その後の対応 |
|---|---|---|
| ○ | 正解し、根拠も説明できる | 一旦復習対象から外す |
| △ | 正解したが迷った・消去法だった・根拠を説明できない | 2周目で解き直す |
| × | 不正解だった | 解説を確認し、2周目で解き直す |
正解した問題でも、偶然当たっただけの問題や根拠を説明できない問題は復習対象です。正答率だけで分類すると、実は理解できていない問題が「正解済み」として除外されてしまいます。2周目以降はこの△と×だけを解き直せば十分です。全問を毎回解き直す必要はなく、周を重ねるごとに対象を絞り込むほど、同じ時間でより多く反復できます。それでも3周目以降に残る問題は、根本的な理解が浅い可能性が高く、教材で該当箇所を確認し直す価値があります。
同じ問題を何度も解くことより、間違えた論点を「別の角度」から問われても答えられるかを確認することのほうが、実力の伸びに直結します。
同じ問題集を素直に周回すると、2周目・3周目には問題文や選択肢の並びを覚えてしまい、正答率だけが上がって実力が伴わないことがあります。これは「解けるようになった」のではなく「見たことがある問題に反応できるようになった」状態です。本来知りたいのは、その論点を診断・検査・治療・禁忌・鑑別など別の聞かれ方をされても答えられるかどうかです。周回で数字を追うより、間違えた論点を軸に、別の問題やケースで同じ知識を引き出せるか確認するほうが、本番で効く実力につながります。
時間を空けても正解でき、正解・不正解それぞれの根拠を説明でき、初めて見る類題でも同じ知識を使えれば、その問題集は一旦終了して構いません。
同じ問題集を続けるか、次の教材や総復習に進むかは、次の3つで判断できます。
この3つを満たす問題が増えてきたら、同じ問題集を全問周回する段階から、苦手分野の追加演習や総復習に移ってよい合図です。
同じ問題集の周回だけでは、答えを覚えてしまい「解けた」のか「思い出せただけ」なのか区別しにくくなります。ここで初めて、別の形式・別の角度から同じ論点を問い直す価値が出てきます。
問題集を繰り返し解いていると、「この問題は答えがCだった」という記憶で正解してしまうことがあります。これは知識が身についたことの証明にはならず、本番で問われ方が少し変わると崩れやすい状態です。同じ論点でも、診断の切り口・検査の切り口・治療の切り口・禁忌の切り口と、問われ方を変えて繰り返し触れられると、「答えを覚えている」から「論点を理解している」に近づきます。ただし、同じ問題集の中で角度の違う類題を都合よく見つけるのは難しく、ここが多くの受験者が周回だけでは埋めにくいと感じる部分です。
ここまで見てきたとおり、周回で本当に必要なのは「回数」ではなく「間違えた論点に、別の角度から繰り返し当たること」でした。ただ、手持ちの問題集だけでは同じ論点の類題を都合よく見つけにくいのが実情です。NaikaQuest は、既存の問題集や過去問を置き換えるものではなく、それらで見つかった苦手分野を、AI が作るオリジナルの5択症例問題で別角度から反復できるようにする補助ツールです。分野を選んで解き、間違えた論点にはまた戻ってこられるので、「答えを覚えているだけ」を防ぎながら苦手を潰していけます。
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2〜3周が語られることは多いですが、目標にすべき数字ではありません。周回数より「間違えた問題を解けるようになったか」で進み方を判断するほうが実態に合います。
1周でも間違えた問題をすべて解けるようになっていれば、その問題集からは十分学べています。逆に3周しても同じ問題で間違え続けていれば、実力は伸びていない可能性があります。周回数ではなく定着度で判断してください。
不正解だった問題に加えて、正解したが迷った問題・消去法で当てた問題・根拠を説明できなかった問題も復習対象です。正答率だけで判断すると、理解できていない問題が「正解済み」として見逃されます。
時間を空けても解説なしで正解でき、正解・不正解それぞれの根拠を説明でき、初めて見る類題でも同じ知識を使えれば、一旦終了して次の教材や総復習に進んで構いません。
問題文や選択肢の並びを覚えてしまい、「解けた」のではなく「見たことがある問題に反応している」状態になっている可能性があります。同じ論点を別の角度から問われても答えられるかで、実力の伸びを確認してください。
手を広げすぎると、どれも中途半端になりがちです。まず1つの問題集を軸に周回し、間違えた論点を別の問題や教材で確認するほうが、消化不良になりにくい進め方です。
一定の役割は終えたと考えてよいです。そこから先は、同じ論点を別の角度・別形式で問い直す教材や演習に切り替えると、記憶ではなく理解の確認に進めます。
この記事を書いた人

総合内科専門医
総合内科専門医・循環器専門医として、二次救急、三次救急など急性期病院で救急診療・入院治療などを10年以上従事しています。NaikaQuestでは、内科専門医試験・総合内科専門医試験の対策を、単なる暗記ではなく「同じ論点を角度を変えて解ける力」に変えることを目指し、問題演習サービスを開発・運営しています。
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